「元職員向けの採用制度があるらしい」と聞いて、自分が当てはまるかどうか迷っている方も多いのではないでしょうか。
にしひろリンクで広島市西区まわりを担当しているカズヒコです。わたしはまず「いつまでに何をすればいいか」から見るようにしています。今回は、広島市が令和8年度から本格的に動かしている元職員向けの再採用選考について、対象かどうかの確認を中心に整理しました。
この記事では、制度の概要・申込の流れ・今すぐ確認できることの順で説明しています。
元職員だけを対象にした選考が今年から動いています
広島市が令和8年度から実施しているのは、かつて市職員として働いていた人を対象にした採用選考です。制度の名前は「帰ってきん採用」。広島弁の「帰ってきんさい(帰ってきてください)」から来ています。
退職理由は問いません。育児や介護で辞めた方、転職した方なども対象になります。退職後に得た知識やスキルも評価対象とされています。
対象になるかどうか、まずここを見てください
受験資格は複数の条件をすべて満たす必要があります。一つでも外れると申込できないので、ここだけでも先に確認しておくと安心です。
- 年齢
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昭和40年4月2日以降生まれ(令和9年4月1日時点で62歳未満)
- 在職期間
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広島市の正規職員として、同一職種で継続3年以上の実務経験がある方
- 退職後の年数
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令和9年3月31日時点で、退職後10年以内であること
- 資格・免許
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保健師・薬剤師・獣医師など資格が必要な職種は、該当資格を持っていること
「広島市の勧奨を受けて退職した方」は対象外です。また、懲戒免職から2年以内の方も申込できません。この点は公式の受験資格欄で必ず確認してください。
申込は三つのタームに分かれています
令和8年度は年間を通じて三つの受付期間が設けられています。第1タームの申込締切は6月30日(火曜)午後5時です。今このページを読んでいる方にとっては、最初の締切が目前に迫っています。
| ターム | 申込受付期間 | 選考実施日 | 合格発表 |
|---|---|---|---|
| 第1ターム | 4月1日~6月30日 | 7月13日~24日のうち1日 | 7月31日 |
| 第2ターム | 7月1日~9月30日 | 10月13日~23日のうち1日 | 10月30日 |
| 第3ターム | 10月1日~11月30日 | 12月7日~18日のうち1日 | 12月25日 |
採用は原則として令和9年4月1日ですが、欠員状況によっては前倒しになる場合もあるとされています。詳細は合格後に個別連絡があります。
申込できる職種は退職時と同じ職種だけです
募集職種は行政事務・社会福祉・保健師・消防・保育士など全18職種です。ただし、申込できるのは退職時(採用時)の職種と同じ職種のみです。別の職種に乗り換えての応募はできません。
退職時の職種が「園芸」や「林業」だった方は「農林業」に申し込めます。それ以外は原則として職種変更不可なので、自分の退職時の職種が一覧に入っているかどうか、まずそこから見てください。
選考は面接のみ、身体検査は消防だけです
選考の内容は基本的に個別面接だけです。筆記試験はありません。面接は対面またはWEBで、申込者と日程を調整して決まります。
消防職種だけは身体検査も必要です。色覚・視力・聴力など所定の項目を医療機関で受けた上で、当日に検査票を提出します。様式は申込確認後に送付されます。
また、在職時の勤務成績も選考に考慮されると明記されています。面接だけで全てが決まるわけではない点は、頭に入れておいたほうがよいでしょう。
給与は退職時の号級をベースに決まります
採用時の給与は、退職時の号級を基礎に退職後の経歴を加算して決定されます。職位についても、原則として退職時と同等の職位での採用です。
ただし、採用時に60歳を超えている場合は給与月額が7割になります。また、退職時に管理職だった方が60歳超で採用される場合は、非管理職での採用となります。自分の年齢と退職時の職位の組み合わせによって条件が変わるので、気になる方は人事課に直接確認するのが確実です。
申込は書類をメールで送るだけです
提出書類は採用選考申込書のみです。広島市公式ページからExcelファイルをダウンロードして記入し、メールで送ります。受領確認のメールが返信されれば申込完了です。
広島市公式サイトの「帰ってきん採用」ページからExcel形式の申込書を取得します。顔写真データ(直近3か月以内・jpeg・png等)の添付も必要です。
消防と学校事務は提出先が異なります。それ以外の職種は人事課(jinji@city.hiroshima.lg.jp)へ。件名は「帰ってきん採用(氏名)」とします。
担当課からメールが返信されれば申込完了です。「@city.hiroshima.lg.jp」からのメールを受信できる設定にしておいてください。
同一年度に複数回申し込むことはできません。第1タームで申込済みの方は、同じ年度内に再度申し込まないよう注意してください。
退職後10年の計算は意外と引っかかります
「退職後10年以内」の基準は令和9年3月31日時点です。たとえば平成27年(2015年)4月に退職した方は、ちょうど10年になります。
「10年くらい経つかな」と感覚で判断せず、退職年月日を実際に確認してみてください。離職票や退職辞令の控えなど、手元の書類で確かめるのが確実です。

退職が平成27年前後の方は、年月を一度きちんと数えてみると動きやすいですよ
第2ターム以降は募集が縮小される可能性もあります
人事委員会が実施する通常の採用試験の状況によっては、職種によって第2ターム以降の申込受付が行われない場合があります。公式ページで随時お知らせされますが、気になる職種がある方は早めに動いておくほうが無理がありません。
- 第1タームの締切(6月30日)が過ぎても、第2・第3タームで引き続き受付される職種もある
- ただし職種によっては第1タームのみで受付終了になる可能性がある
- 公式ページで随時更新されるので、定期的に確認しておくと安心
「まだ先がある」と思っていたら受付が終わっていた、というのは避けたいところです。
公式情報の確認先はここです
この制度の一次情報は広島市公式ウェブサイトに掲載されています。「広島市 帰ってきん採用」で検索するとすぐに見つかります。申込書のダウンロードも同じページから行えます。
電話での問い合わせ先は、消防・学校事務以外の職種であれば広島市企画総務局人事課(082-504-2052)です。合否についての電話問い合わせには対応していないと明記されているので、選考結果は文書通知を待つ形になります。
気になるなら今週、退職日だけ確認してみてください
まず動けることは一つだけ。退職年月日を書類で確かめて「10年以内かどうか」を確認することです。条件を満たしているなら、申込書のダウンロードまでは今日でも済ませられます。
わたしも職歴が絡む話は、書類を引っ張り出すまで「たぶん大丈夫」と思いがちです。でも実際に数字を見ると、思ったよりギリギリだったということは結構あります。
「自分に関係あるかも」と少しでも思った方は、公式ページを一度のぞいてみてください。広島市の職員採用サイトに帰ってきん採用の専用ページがあります。













