【広島市】産後ケア宿泊型3施設|受入れ期間・上の子同伴・個室料で比べる

産後ケアホテルという言葉で調べていると、自治体の制度とは名前がずれていて、どこに何があるのか分かりにくくなることがあります。広島市西区で出産後の支援を探しているなら、まず制度の呼び方と、実際に使える施設を整理しておくと、余計な迷いが減ります。

西区で暮らす地域情報メディア『にしひろリンク』の担当ライター、カズヒコです。わたし自身は出産を経験した側ではありませんが、妻が子育ての時期に窓口へ問い合わせた経験があり、制度の名前と実際の案内が結びつかなくて一度止まったのをよく覚えています。

この記事では、広島市の産後ケア事業の種類と、西区から動きやすい宿泊型施設を3か所紹介しています。内容が変わることもあるので、利用前は必ず公式の情報で確認してください。

目次

「産後ケアホテル」という名前では出てこない理由

検索するとき「産後ケアホテル」と入れると、民間の高級施設が並びやすくなります。自治体の制度は「産後ケア事業」という名前で案内されていて、ホテルという言葉は使われていません。

広島市の場合、この事業には宿泊型・通所型・訪問型の三種類があります。宿泊型は産科医療機関や助産所に泊まってケアを受ける形で、一般にいう「ショートステイ型」と同じ仕組みです。

広島市の産後ケア事業で使える三つの形

宿泊型・通所型・訪問型があり、それぞれ利用できる場面や条件が違います。どれか一つしか使えないわけではなく、組み合わせて申請することもできます。

宿泊型

産科医療機関や助産所に宿泊してケアを受ける形です。

通所型

施設に日帰りで通ってケアを受ける形です。

訪問型

助産師が自宅を訪問してケアを行う形です。

宿泊型と通所型はどちらも、入所10時・退所19時という時間設定になっている施設が多いです。訪問型は1回1時間程度が目安で、申請のタイミングも出産後からになります。

宿泊型で最初に確認したい対象期間

迷いやすいのが、宿泊型と通所型・訪問型で対象期間が違う点です。通所型と訪問型は産後1年未満まで使えますが、宿泊型は産後6か月までが対象になっています。

「産後6か月まで」というのは、お子様が生後6か月になる日を含む期間のこと。出産直後だから大丈夫と思っていても、施設ごとにさらに受入れ可能期間が短く設定されているところもあります。

委託施設の一覧を見ると、産後2か月まで・4か月まで・6か月まで、と施設によって上限が分かれています。早めに確認しておく価値があります。

自己負担と令和7年度の補助の状況

広島市の産後ケア事業の利用料金は、世帯の課税状況によって区分が分かれます。市民税非課税世帯・生活保護世帯は自己負担が0円になる区分があります。

令和7年度(令和8年3月31日まで)は、利用料金の半額を補助する制度が実施されています。この補助は期間限定のため、令和8年4月以降の状況は公式情報で確認が必要です。

また、施設ごとに個室料が別途かかるところもあります。日当たり5,000円から15,000円程度と幅があるので、承認後に施設へ確認するのが安心です。

西区から動きやすい宿泊型施設を3か所紹介

広島市の委託事業者一覧の中から、西区在住の方が比較的動きやすい宿泊型施設を3か所まとめました。いずれも広島市産後ケア事業の委託施設です。料金や受入れ条件は変わることがあるので、予約前に必ず各施設に確認してください。

土谷総合病院(中区)の産後ケア

広島市中区中島町にある総合病院です。宿泊型で最長7日間利用でき、受入れ可能期間は産後4か月まで。食事は初日の昼食・夕食から提供され、2日目以降は3食つきます。

西区からなら路面電車や車で中心部に出やすく、アクセスは比較的読みやすいです。個室料は1日11,000円(令和7年度時点)が別途かかります。兄姉児の受入れは不可で、火曜日からの利用開始もできない点は先に確認しておくと動きやすいです。

予約はメールで受け付けており、翌営業日までに電話で折り返しがあります。メールには氏名・赤ちゃんの生年月日・利用希望期間などの情報が必要です。公式サイトは「土谷総合病院 産後ケア」で検索できます(https://www.tsuchiya-hp.jp)。

たから助産院(安佐南区)の産後ケア

広島市安佐南区中須にある助産院で、宿泊型・通所型ともに対応しています。受入れ可能期間は産後4か月まで。個室料が1日2,000円(令和7年9月1日から)と、委託施設の中では費用の上乗せが少ない施設です。

西区からは車で20分前後が目安。産後の体の状態で移動する場面なので、帰り道に無理が出ないかどうかは一度確認しておきたいところです。兄姉児の受入れはできません。

予約は電話で受け付けています。受付時間は平日13時から16時。電話番号は082-870-8007です。公式情報は「たから助産院 広島 産後ケア」で検索できます。

頼島産婦人科病院(安佐南区)の産後ケア

広島市安佐南区西原にある産婦人科病院です。宿泊型・通所型に対応しており、受入れ可能期間が産後6か月まで、と委託施設の中で比較的長め。上の子が1人までであれば兄姉児の受入れに対応しているのが、この施設の特徴のひとつです。

個室の種類は3タイプあり、個室(トイレあり・シャワーなし)が5,000円、準特室(トイレ・シャワーあり)が10,000円、特室(トイレ・シャワーあり)が15,000円です。夜間の赤ちゃん預かりは寝返り前の月齢に限られます。

予約は電話で、受付時間は9時から17時30分です。電話番号は082-874-0523。公式情報は「頼島産婦人科病院 産後ケア」で検索できます(https://www.yorishima-hospital.jp)。

申請の流れで見落とされやすい手順

宿泊型・通所型は、妊娠8か月(28週)から申請できるので、出産前に動き始めることができます。訪問型は出産後からの申請になります。

STEP
オンラインで利用申請

広島市電子申請システムから申請します。窓口での申請も可能です。

STEP
利用承認通知書が届く

区地域支えあい課から郵送されます。概ね10日程度かかります。

STEP
施設へ直接予約を入れる

希望施設を選び、直接連絡して日程を調整します。

STEP
利用当日に承認通知書を持参

「利用承認通知書」と「母子健康手帳」を施設に提示します。

承認通知書が届くまでの間に利用を希望する場合は、区地域支えあい課へ相談することができます。通知書が届いてから動こうとすると、施設の空きと日程が合わないことも出てきます。

よくある勘違いと向かないケース

「産後ケアを申請すれば好きな施設に泊まれる」と思いやすいのですが、利用できるのは委託事業者の一覧に載っている施設だけです。希望施設の空きがなければ、別の施設を探すことになります。

医療行為が必要な状態のお母さんは、産後ケア事業の対象外になっています。体調に不安がある場合は、まず医療機関に相談してから制度の利用を考える流れが自然です。

また、利用の上限日数を超えた分は全額自己負担になります。宿泊型は1泊2日で「2日」とカウントされる点は、見落としやすいところです。

3施設を比べるときに見ておきたい点

わたしが一覧を見て最初に気になったのが、上の子の預かりの可否でした。育児中に上の子の居場所を確保するのは、それだけで段取りが増えます。施設ごとにこの対応が大きく違うので、ここだけ先に絞り込んでおくと候補が早く決まります。

  • 受入れ可能期間(産後何か月まで)
  • 兄姉児の受入れ可否
  • 個室料の有無と金額
  • 予約方法と受付時間
  • 利用開始できない曜日の有無

3施設で比べると、兄姉児対応があるのは頼島産婦人科病院だけです。個室料を抑えたい場合はたから助産院が候補になりやすく、総合病院の安心感を優先するなら土谷総合病院、というふうに一条件で候補がだいたい絞れます。

西区の相談窓口に問い合わせる前に

広島市西区の相談窓口は、西区地域支えあい課(こども家庭センター)です。電話番号は082-294-6384で、平日の8時30分~17時が受付時間です。住所は西区福島町二丁目24番1号になります。

窓口に電話する前に、希望施設の名前だけ決めておくと話が早いです

問い合わせるとき、「宿泊型を考えている」「産後何か月か」「現在の状況」をあらかじめ整理しておくと、担当者とのやり取りがスムーズになります。電話口でうまく説明できなくても、窓口での相談も対応してもらえます。

今日から動くための小さな一歩

制度の全体像をおさえたら、今日のうちに紹介した3施設のうち一つを決めてみてください。受入れ期間と兄姉児の対応だけで候補はだいぶ絞れます。施設名と電話番号だけでも手元にメモしておくと、動き出しが楽になります。

わたし自身、窓口に電話したときに「どの施設を希望しますか」と最初に聞かれて少し戸惑ったことがあります。先に施設名を一つ決めておくだけで、話の流れがずいぶん違うと感じています。

産後ケア事業は調べるほど条件が細かく感じますが、迷ったときは西区の窓口に電話して聞くのがいちばん早いです。今週、時間があるときに一本かけてみてくださいね。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

この記事を書いた人

「にしひろリンク」カズヒコ

広島市西区在住のカズヒコです。地域情報メディア『にしひろリンク』で、地域で暮らす人に役立つ情報を発信しています。

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