【広島市西区】個人事業主の廃業届、提出先は税務署だけじゃない

事業をやめることは決めた。でも、どこに何を出せばいいのか、税務署だけで終わるのか、それとも他にも窓口が必要なのか、なかなか全体像がつかみにくいですよね。

広島市西区の地域情報メディア『にしひろリンク』のエリア担当ライター、カズヒコです。仕事帰りに立ち寄れる場所かどうかから確認するのがわたしの癖で、今回も管轄の税務署の場所から調べ始めました。

この記事では、廃業届の提出先と手続きの流れ、青色申告や社会保険の関連届出、よくある見落としを順番に整理しています。

目次

廃業届とはどんな届出なのか

廃業届とは、正式には「個人事業の開業・廃業等届出書」という書類で、個人事業主が事業をやめたことを税務署に知らせるための届出です。

提出しないでいると、税務署から見て「まだ事業を続けている状態」のままになります。所得がなくても確認の書類が届いたり、手続きがこじれる原因になることもある。早めに動いておくほうが気が楽です。

広島市西区の廃業届の提出先はどこか

広島市西区に住所がある個人事業主の廃業届は、広島西税務署が提出先になります。

所在地は広島市西区観音新町1丁目17番3号。広島バスの「観音新町1丁目」バス停から徒歩3分ほど、広電バスなら「西税務署入口」から徒歩5分です。開庁時間は月曜から金曜の8時30分~17時00分で、土日・祝日は対応していません。

わたしの感覚では、17時ちょうどに着いてもまず間に合わないので、平日の16時前に動けるかどうかで段取りを組んでおくと安心です。

税務署での廃業届の手続きの流れ

流れはおおむね次の通りです。状況によって追加の書類が出てくることがあるので、あくまで基本の順番として見ておいてください。

STEP
廃業日を決める

いつをもって事業を終了したかを具体的な日付で決めます。

STEP
廃業届を作成する

国税庁のサイトから様式を入手し、廃業日や事業の概要などを記入します。

STEP
広島西税務署に提出する

窓口持参・郵送・e-Tax(電子申請)のいずれかで提出します。

STEP
状況に応じた追加の届出を行う

青色申告をしていた場合や消費税の課税事業者だった場合は、別の届出も必要です。

廃業届と一緒に確認したい書類の種類

廃業届だけ出せば終わり、というわけではないケースがほとんどです。自分の状況に合わせて確認が必要な書類をまとめておきます。

個人事業の開業・廃業等届出書

全員が対象。廃業から1か月以内に広島西税務署へ提出します。

所得税の青色申告の取りやめ届出書

青色申告をしていた人が対象。廃業の翌年3月15日が期限ですが、廃業届と同時に出しておくほうが安心です。

消費税の事業廃止届出書

消費税の課税事業者だった人が対象。廃業後、速やかに税務署へ提出します。

給与支払事務所等の廃止届出書

従業員へ給与を支払っていた人が対象。廃業から1か月以内に税務署へ提出します。

青色申告をやめる届出を見落とさない

見落としやすいのが、青色申告の取りやめ届出書です。

廃業届を出したからといって、青色申告の承認が自動でなくなるわけではありません。廃業届と同じタイミングで、取りやめ届出書も一緒に窓口へ持っていくのが確実です。わたし自身、調べていて「これは別に動かないといけないんだ」と一度止まったところです。

広島県への個人事業税の届出も必要

税務署の手続きとは別に、広島県に対する届出も必要です。個人事業税の廃止届出書を、広島県の窓口へ提出します。

広島市西区の場合、提出先は西部県税事務所(広島市東区光町2丁目1-14)になります。廃業後10日以内が目安とされているため、税務署への提出と合わせて早めに確認しておく価値があります。詳しくは広島県公式サイトか、直接窓口に問い合わせるのが確実です。

社会保険や年金の手続きはどう変わるか

従業員がいた個人事業主が廃業する場合、社会保険(健康保険・厚生年金)の適用事業所を脱退する届出(適用事業所全喪届)を、廃業後5日以内に年金事務所か事務センターへ提出する必要があります。期限が短いので、ここは特に注意が必要。

事業主本人が国民健康保険や国民年金に切り替わる場合は、広島市西区役所の保険年金課が窓口です。電話番号は082-532-0933で確認できます。廃業後の収入状況によっては保険料の軽減制度を利用できる場合もあるため、区役所に一度相談してみるのが動きやすいと思います。

提出期限のざっくりとした見方

手続きによって期限が違うため、まとめて確認しておくと漏れが防ぎやすくなります。

手続き期限の目安
廃業届(税務署)廃業から1か月以内
個人事業税廃止届(県税事務所)廃業後10日以内
適用事業所全喪届(年金事務所)廃業後5日以内
青色申告取りやめ届出書(税務署)廃業の翌年3月15日まで

県税と社会保険の期限が税務署より短いのが意外かもしれません。税務署の手続きだけを先に調べて、他が後回しになりやすいところです。

e-Taxで申請する場合に確認しておくこと

廃業届はe-Tax(電子申請)でも提出できます。マイナンバーカードとカードリーダーか対応スマートフォンがあれば、平日の時間が取りにくい方にとっては選択肢になります。

ただ、e-Taxで対応できるのは税務署への届出が中心です。県税事務所や区役所での手続きは窓口か郵送が基本になる場合があります。まとめて一か所で終わるわけではないので、自分の状況に合わせた動き方を確認しておいてください。

よくある手続き漏れと確認先

迷いやすいのが「税務署以外に何が必要か」です。状況次第で窓口が三か所以上になることもあります。

  • 青色申告の取りやめ届出を忘れていた
  • 県税事務所への届出を知らなかった
  • 社会保険の脱退期限が短いと気づかなかった
  • 廃業年の確定申告が必要なことを見落とした
  • 国民健康保険への切り替え手続きが遅れた

廃業年の確定申告については、事業収入があった年は翌年2月中旬から3月中旬の期間に申告が必要です。廃業後も一度は確定申告の手続きが残ることを念頭に置いておくと、後で焦らずに済みます。

公式情報の確認先と問い合わせ方

制度は変わることがあるため、最終的には各公式窓口で確認するのが基本です。

まず広島西税務署に電話してみると整理しやすいですよ

広島西税務署

電話番号082-234-3110。月曜~金曜の8時30分~17時00分。西区観音新町1丁目17番3号。

西部県税事務所

広島市東区光町2丁目1-14。広島県への個人事業税廃止届の提出先です。

広島市西区役所 保険年金課

電話番号082-532-0933。国民健康保険・国民年金への切り替えはこちらへ。

手続き前にわたしが一番最初に確認すること

今日の夕方、少し時間があるなら広島西税務署の場所と電話番号だけメモしておくことをおすすめします。税務署の電話相談窓口は、必要書類の確認にも使えます。書類を揃える前に一本かけておくと、動き方がかなり整理できると思います。

わたし自身がこういう手続きを調べるとき、いつも最初に確認するのは「行けるかどうか」よりも「電話で聞けるかどうか」です。広島西税務署なら、観音新町ですから平日の帰りがけに寄るのもそれほど難しくない場所。一度顔を出しておくと、窓口で確認漏れも減る気がしています。

手続きは多く見えますが、自分の状況に合うものだけを順番に出せばいい。まずは税務署に電話して、今の状況を伝えるところからやってみてくださいね。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

この記事を書いた人

「にしひろリンク」カズヒコ

広島市西区在住のカズヒコです。地域情報メディア『にしひろリンク』で、地域で暮らす人に役立つ情報を発信しています。

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