【広島市西区】クワガタ採集、時期と時間帯で探し方はどう変わる?

夏休みに近場でクワガタを探したいけれど、どこへ行けばいいのか、どんな時間帯がいいのか、なかなか手がかりがつかめない。そういう状態で検索されている方が多いのではないかと思います。

広島市西区の地域情報メディア『にしひろリンク』で、エリア担当ライターをしているカズヒコです。わたしも子どもたちと一緒に何度か近郊へ出かけてきた経験があります。場所だけ知っていても、時期と時間帯がかみあわないと空振りになりやすいテーマです。

この記事では、探し方の見方・時期と時間帯の使い方・近場での動き方・採集マナーの順に整理します。立入の可否や採集ルールは、必ず各管理者の公式情報で確認してから動いてください。

目次

最初に迷いやすい三つのこと

「どこへ行けばいい?」という場所の疑問より先に、「いつ・何時ごろ行けばいい?」という時期と時間の見方を整理しておくほうが、動きやすくなります。

クワガタは夜行性の昆虫で、昼間は木の高い枝や樹皮の割れ目に隠れていることが多い。夜や早朝でないとほとんど出会えない場合もあります。

  • 「場所さえ分かれば採れる」は誤解
  • 時期・時間帯・天候が条件になる
  • 立入ルールは現地より先に確認

出かける前に立ち寄りたい施設3選

いきなり雑木林へ向かう前に、クワガタの生態を先に頭に入れておくと、現地での探し方が変わります。広島市西区から日帰りで動ける範囲で、実際に行ってみる価値のある施設を三か所紹介します。

いずれも採集そのものを体験できる場所ではありませんが、「どんな木に何時ごろ来るのか」を実物で見られるのは、採集本番の下地になります。

広島市森林公園こんちゅう館(東区)

西日本最大級の生きた昆虫展示施設。夏期にはカブトムシドーム・クワガタハウスも公開され、実物を近くで観察できます。

海田総合公園(安芸郡海田町)

園内にクヌギの木が多く自生しており、樹液が確認できる雑木林エリアがあります。

国営備北丘陵公園(庄原市)

中国地方最大級のカブトムシドームにクワガタコーナーが併設。7月〜8月に公開されます。

こんちゅう館は広島東ICから車で約10分、広島駅から車で約30分。入園無料で、こんちゅう館の入館料は大人510円、幼児・小中学生は無料です。駐車料金は普通車450円。開館時間は9:00〜16:30(入館は16:00まで)、水曜休館です。公式サイトはhttps://midori-gr.com/shinrin/ で確認してください。

海田総合公園は広島駅から車で約20分。入園無料で、駐車料金は普通車1回210円です。採集行為の可否は管理事務所(082-824-2433)に確認してから訪れることをおすすめします。公式サイトはhttps://www.kaita-park.jp/ で確認できます。

国営備北丘陵公園は庄原市にあり、西区からは車で約90分の距離です。カブトムシドーム・クワガタハウスの公開は例年7月上旬〜8月中旬ごろで、年によって変わります。公式サイト https://www.bihokupark.jp/ で最新情報を確認してください。

クワガタが見つかりやすい環境の見方

クワガタが集まるのは、樹液が出ているクヌギやコナラの木のある雑木林です。クヌギは樹皮がゴツゴツしていて黒みがかっており、コナラはやや白っぽくて縦線が入っている。葉の形で見分けると、クヌギは細長く周囲がギザギザ、コナラはひし形に近い楕円形です。

樹液の出ている木は、近づくとかすかに発酵したにおいがします。カナブンやスズメバチが先についていることも多く、そういう木のまわりは丁寧に見てみる価値があります。

スズメバチがいる木には近づかないのが基本です

カブトムシ採集とどこが違うか

同じ樹液に集まる昆虫ですが、発生のピーク時期が少し違います。カブトムシは7月下旬〜8月がもっとも多い印象ですが、クワガタは6月ごろから姿が見え始め、種類によっては9月ごろまで活動します。

カブトムシ

7月下旬〜8月がピーク。数が多く見つけやすい。

クワガタ(コクワガタ等)

6月後半〜9月後半。早い時期から出始める種もある。

気温が25度以上の日が数日続いたタイミングが採集シーズンの目安です。ただし年によってずれがあるので、実際の気温の流れを見ながら動くほうが現実的です。

早朝と夜で変わる動き方の違い

夜は日没後から活動が始まり、20時〜22時ごろが活性の高い時間帯とされています。一方、早朝は夜間に木に残ったままのクワガタを探す「樹液採集」が中心。明け方5時30分前後が見つかりやすい時間の目安です。

小さな子どもを連れて行く場合、夜10時以降の外出は体への負担が大きい。早朝のほうが涼しく、動きやすい面もあります。

STEP
夜に行く場合

日没後〜21時ごろを目安に、樹液が出ている木を懐中電灯で照らして確認します。

STEP
早朝に行く場合

夜明けから7時ごろまでを目安に、クヌギやコナラの幹を下から順番に見ていきます。

どちらの時間帯でも、雨の日より晴れが数日続いた翌日が条件として整いやすい。雨上がりの翌晩は特に活性が上がることがあります。

私有地と公園で注意が変わる理由

「雑木林があるから」という理由だけで入ると、実際には私有地だったということが起きます。林と駐車場の境、フェンスや看板の有無は、現地でも確認が必要です。

公園の場合も、夜間は閉鎖される場所や採集行為を禁止している施設があります。管理者の公式サイトや問い合わせ窓口で確認してから動くのが、一番後悔しない順番です。

わたし自身も、「なんとなく入れそう」な雰囲気の場所で一度足が止まったことがあります。そのときは帰って調べ直しましたが、あの判断は正解だったと今も思っています。

採集マナーで気をつけたいこと

採集量の目安は「持ち帰れる範囲」にとどめることが基本です。採りすぎると地域の個体数が減り、翌年以降の楽しみが薄くなります。

  • 持ち帰れる数だけにとどめる
  • 木の皮をはがさない・枝を折らない
  • ゴミは必ず持ち帰る
  • 他の採集者の邪魔をしない

夜間に懐中電灯を使う際は、周囲の迷惑にならないよう光の向きにも気を使います。駐車場での長時間停車についても、施設のルールに沿って対応してください。

よくある失敗と向かないケース

迷いやすいのが、「時期はあっていたのに何もいなかった」というケースです。気温が低い日や強風の日は、クワガタの活動が落ちます。気温25度以上の蒸し暑い夜を狙うほうが条件が整いやすい。

満月の夜は月明かりが明るく、街灯などへの集まりが弱まりやすいとも言われます。反対に、新月前後は灯火採集に向いている時期です。

また、下草や木の管理が行き届きすぎている公園は、クワガタが棲みにくい環境のこともあります。整備された芝生広場より、少し手つかずに見える雑木林のそばのほうが期待しやすい傾向があります。

出かける前に確認しておくと安心なこと

公園や緑地を利用する前に確認しておくと、当日に迷いが少なくなります。以下は最低限、事前に調べておきたい観点です。

夜間・早朝の利用可否

管理者の公式サイトや問い合わせ先で事前確認が必要です。

採集行為の可否

動植物の採集を禁止している公園もあります。

駐車場の利用時間

夜間は閉鎖される駐車場も多いため、時間の確認が先決です。

私有地との境界

フェンスや立入禁止の表示は現地でも必ず確認します。

今週末に動くなら最初の一歩はここから

いきなり夜の採集に備えるより、まず昼間の明るいうちに候補の場所を下見しておくのが、わたしには合っています。こんちゅう館でクワガタの実物を見てから動くと、「どんな木のそばを探せばいいか」がずいぶんイメージしやすくなります。

子どもと行く場合は、夜より早朝のほうが体への負担が少なく、帰宅後の疲れ方が違います。今週末の朝、少し早起きして海田総合公園を下見がてら歩いてみるというのも、現実的な最初の一歩かなと思います。

候補の場所を一か所だけ決めて、まず昼間に確認しに行ってみてください。駐車場の様子、林の中の雰囲気、採集に関するルールの掲示など、現地でしか分からないことが意外とあります。そういう小さな下見が、夏の思い出をつくる一番の近道になったらうれしいです。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

この記事を書いた人

「にしひろリンク」カズヒコ

広島市西区在住のカズヒコです。地域情報メディア『にしひろリンク』で、地域で暮らす人に役立つ情報を発信しています。

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