夏の間、外出先で急に「もう少し涼める場所があれば」と思ったことはないでしょうか。コンビニに入るほどでもない、でもこのまま外を歩き続けるのはきつい、そんな場面はじわじわ増えています。
西区在住のカズヒコです。地域情報メディア『にしひろリンク』でエリア担当ライターをしています。いつも動きやすさや寄りやすさを先に気にしてしまう性分で、今回のニュースも「どこで、いつ使えるのか」をまず確認しました。
今回は、広島市が新たに追加したクーリングシェルター(指定暑熱避難施設)について、どこで使えるのか、いつ開放されるのか、実際に使える場面はどんなときかを中心にお伝えします。
クーリングシェルターって、普通の暑い日も入れる?
名前だけ見ると「暑かったらいつでも避難できる場所」のように聞こえます。ただ実際には、開放される条件がきちんと決まっています。
広島市のクーリングシェルターが開放されるのは、国が「熱中症特別警戒情報(熱中症特別警戒アラート)」を発表したときだけです。よく耳にする「熱中症警戒アラート」とは一段階違います。
「特別警戒」と「警戒」は何が違うのか
ニュースで「熱中症警戒アラート」は何度も聞いたことがあると思います。クーリングシェルターが開くのは、その上にある「特別警戒アラート」が発表されたときだけです。
- 熱中症警戒アラート
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広島県内のいずれかの地点で、翌日または当日の最高暑さ指数(WBGT)が33に達すると予測される場合に発表。クーリングシェルターの開放とは直接連動しません。
- 熱中症特別警戒アラート
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広島県内のすべての暑さ指数情報提供地点で、翌日の最高WBGTが35に達すると予測される場合に、前日午後2時ごろ発表。クーリングシェルターはこのときに開放されます。
WBGT(暑さ指数)は気温・湿度・日射量などから算出する数値で、35という値は「過去に例のない危険な暑さ」の水準です。普通に暑い日とは区別されています。
今回新たに追加された施設はどこか
令和8年6月5日付けで、新たにイオンタウン楽々園が指定暑熱避難施設として追加されました。広島市と協定を結ぶ形での指定です。
所在地は広島市佐伯区楽々園4丁目14番25号で、広島電鉄宮島線「楽々園駅」から徒歩約3分。国道2号線「西隅の浜」交差点からも近く、西区(宮島街道)方面から来る場合も曲がりやすい位置にあります。駐車場は約610台分あります。
わたしも宮島街道は平日によく通るルートなので、国道2号線沿いにあると聞くと「帰りに入れるな」と素直に思いました。
開放期間と時間帯はいつになるのか
運用期間は4月第4水曜日から10月第4水曜日までの間で、この期間中に熱中症特別警戒アラートが発表された日が対象です。期間中いつでも使えるわけではありません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運用期間 | 4月第4水曜日~10月第4水曜日 |
| 開放条件 | 熱中症特別警戒アラートが発表された日のみ |
| 開放時間 | 各施設の開館・営業時間の範囲内 |
| アラート発表時刻 | 前日午後2時ごろ(広島市防災情報メールで通知) |
開放される時間帯は施設ごとの営業時間に準じます。イオンタウン楽々園の場合、専門店街は概ね午前10時から午後9時ごろまでの営業です(公式で変更になる場合があるため、直接確認を)。
発表はどこで知ればよいのか
広島市は、特別警戒アラートが国から発表された際に「市防災情報メール」で速やかに通知するとしています。アラート発表は前日の午後2時ごろなので、翌日の外出予定がある人は夜のうちに確認できます。
市防災情報メールに登録しておくと、発表のたびに通知が届きます。広島市公式サイトから登録できます。

前日の夜に通知が来たら、翌日の外出計画を少し見直すだけでいい
施設に着いたとき、何を持っていけばいい
クーリングシェルターはあくまで「涼める空間を開放する」という制度です。飲み物の提供や、体調管理のサービスがあるわけではありません。
- 飲料水は自分で持参する
- 室内の温度設定は変更できない
- 利用中に体調が悪くなったら、すぐ周囲に声をかける
- 各施設のスタッフの指示に従う
各施設には、大塚製薬が協力した熱中症対策の啓発チラシも設置されています。子どもと一緒に来た場合など、そちらも目を通しておくと参考になります。
自宅近くの施設を調べるにはどこを見る
広島市では「ひろしまcocoサーチ」というサービスを使って、クーリングシェルターを地図やリストで検索できます。住所や地区名を入れると近くの指定施設が探せます。
民間施設の最新一覧は広島市公式サイトにExcel・PDF両形式で掲載されています。今後も順次施設が追加される予定です。内容が変わっている場合があるため、時期によって改めて確認するほうが確実です。
対象外の人はいるのか、誰でも使えるのか
広島市の案内では「どなたでも利用できる」とされています。特別な申請や登録は不要です。特別警戒アラートが発表された日に、指定施設の入口で案内ステッカーを目印に入れます。
高齢の親と同居している方や、日中一人になる時間が長い家族がいる場合は、近くの施設の場所をあらかじめ伝えておくだけでも違います。場所を知っているかどうかで動けるかどうかが変わります。
今週末にできる、小さな確認のすすめ
広島市公式サイトの民間施設一覧を開いて、自分の生活圏に入っている施設がどこにあるかだけ確認しておくと、いざというときに動きやすいです。「ひろしまcocoサーチ」は地図表示もできるので、地名で探すより目で確認しやすいです。
正直、特別警戒アラートが出る日がそう何度もあるとは思いたくないのですが、出たときに「で、どこに行けばいいんだっけ」となるよりは、今のうちに一度地図を見ておく、そのほうが気持ちが楽です。
市防災情報メールへの登録は広島市公式サイトから数分でできます。今週末、少し時間のあるときに試してみてください。













