テレワークを進めるための助成金を調べると、制度の名前が似ていて、どれが今使えるのかすぐに分からなくなりますよね。国の制度と自治体の制度が並んで出てくるうえに、過去に終了した制度の情報も混ざっているので、余計に迷いやすい。
広島市西区の地域情報メディア『にしひろリンク』のエリア担当ライター、カズヒコです。わたしは食品卸の営業職をしていますが、仕事でテレワーク関連の話が出てくることも増え、制度の見方を一度整理しておきたいと思っていました。
この記事では、テレワーク促進に関連する助成金の種類から、対象経費や申請時期の見方まで、申請前に押さえておきたいことを順番に整理しています。最新の制度内容は必ず公式情報で確認してください。
制度名が似ていて混乱しやすい理由
テレワーク関連の助成金を調べると、「テレワークコース」「テレワーク促進助成金」「テレワーク補助金」のように名前が似た制度が複数ヒットします。管轄が国なのか東京都なのか広島県なのかで、内容がまったく違います。
自分も最初は同じ制度だと思って読み進めていたら、途中で対象エリアが東京都限定だったと気づいたことがあります。制度名だけで判断せず、管轄をまず確認するほうが、遠回りにならなくて済みます。
西区の事業者が最初に見たい制度の種類
広島市西区で事業をしている場合、国の助成金がまず選択肢になります。厚生労働省が設けている「人材確保等支援助成金(テレワークコース)」は、全国の中小企業が申請できる制度です。
広島県や広島市が過去に設けていた補助金もありましたが、令和5年度分はすでに終了しています。現在も自治体独自の制度があるかどうかは、広島市や広島県の公式サイト、または広島労働局の窓口で確認するのが確実です。
国の制度と自治体の支援はどう違うか
国の助成金は厚生労働省が管轄し、雇用保険に加入している事業主が申請対象になります。労働環境の改善や人材確保を目的としているため、設備を導入したかどうかだけでなく、テレワークの実施状況も問われます。
自治体の補助金はICT環境整備に特化していたり、専門家派遣とセットで使う形のものもあります。制度によって目的と要件がかなり異なるので、同じ「補助」の言葉でも中身が違う点は先に見ておく価値があります。
- 国の助成金(厚生労働省)
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雇用保険適用の中小企業が対象。労務管理の仕組みとセットで審査される。
- 自治体の補助金(県・市)
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ICT機器やソフトウェア導入費に絞ったものが多い。年度ごとに設置・終了がある。
- IT導入補助金(経済産業省)
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ITツール導入が目的。テレワーク環境整備にも使える場合があるが、制度の目的は業務効率化。
対象経費で混ざりやすい費目とは
見落としやすいのが、「設備費なら何でも対象」という思い込みです。テレワーク関連の助成金では、対象になる経費とならない経費が制度ごとに明確に分かれています。
厚生労働省のテレワークコースでは、通信機器の購入費や就業規則の変更にかかる費用、社内研修費が対象経費の例として挙げられています。一般的なオフィス機器の更新費は対象外になる場合があります。テレワーク環境の整備と、通常の設備更新は別物として見ておくことが大切です。
設備を導入する前に確認したい条件
助成金の多くは、設備を購入した後ではなく導入前の計画段階から申請の手順が始まる仕組みです。機器を先に買ってしまうと、助成の対象から外れるケースがあります。
自分ならここでいったん止まって、申請の手順と購入のタイミングを確認するようにしています。「動き出してから制度を調べる」という順番だと、後から間に合わなかったと分かることがあるので。
- 申請は設備導入の前から始まるか
- 雇用保険の適用事業所になっているか
- テレワーク対象の労働者が何人いるか
- 就業規則にテレワークの規定があるか
- 過去に同制度を申請したことがあるか
申請時期で見落とされやすい点
制度によっては年度内の申請締め切りが早い場合があります。特に自治体の補助金は予算に上限があるため、年度の途中で受付が終わるケースも珍しくありません。
「まだ検討中」の段階で受付が閉まっていたということ、実際にあります。スケジュールの確認は、公式サイトを定期的に見るか、窓口に直接聞くのが一番確実です。
働き方の整備と制度の関係を理解する
厚生労働省のテレワークコースは、設備導入だけで助成が完結するわけではありません。テレワークを実際に実施した後、離職率の改善などの目標を達成することで、追加の助成(目標達成助成)を受けられる仕組みです。
制度の目的が「働き方の改善」にあるため、機器を導入して終わりというものではない点は、事前に理解しておくと後で驚かなくて済みます。
公式情報を確認するときの見方
国の制度は厚生労働省のサイト、広島県・広島市の支援は各公式サイトか広島労働局が基本の確認先です。まとめサイトは参考にはなりますが、制度の変更に追いついていないことがあります。

まとめサイトは参考まで、制度の詳細は必ず公式で確認を
国の制度か自治体の制度かを先に分ける。
公式サイトで対象経費のリストと自社の条件を照らし合わせる。
設備購入の前に申請が必要な制度かどうか、受付期間とあわせて確認する。
広島労働局や商工会議所など、地元の窓口に持参して確認するのが一番確実。
よくある失敗と申請の注意点
よく聞くのが「先に機器を買ってしまった」「就業規則の整備が間に合わなかった」というケースです。どちらも、制度の要件を先に読んでいれば防げた話だと感じます。
また、制度の対象は雇用保険が適用されている労働者です。フリーランスや業務委託の方が中心の事業形態だと、そもそも対象外になる場合があります。自社の雇用形態と制度の要件があっているかどうか、早めに確認したいところです。
向かないケースと立ち止まれる判断軸
助成金はすべての事業者に向いているわけではありません。テレワークを制度として整備する手間や、申請後の実施状況の報告義務を考えると、小規模で従業員が少ない事業所では負担が重くなることも。
「助成金があるから導入する」ではなく「テレワークを本当に続けるつもりなら助成金を活用する」という順番のほうが、後から無理が出にくいと感じています。制度に引っ張られて動き方を変えるのは、あまり自分には合わないやり方です。
調べ始める前に一度だけやっておくこと
今日できる小さな一歩は、厚生労働省のテレワークコースのページを開いて、対象経費の一覧をメモに書き出すことだと思います。A4一枚でも手書きでも構いません。自社で想定している経費が含まれているかどうか、目で確認するだけで迷いがかなり減ります。
わたし自身も、制度の全体像を一度紙に整理してから窓口へ行くようにしています。広島労働局やハローワーク西条など、相談できる窓口は西区からでもそう遠くない。事前にメモがあると話がスムーズに進む気がしています。
最新の申請状況や受付期間は、公式サイトで確認してから動いてみてくださいね。情報が整理された状態で窓口へ行く時間が、少し楽な時間になったらうれしいです。













