【広島市】林野火災注意報が発令中|対象区域と火の使用制限

6月に入っても、広島で林野火災注意報が出ているのを見て、「これ、自分には関係あるのかな」と思った人も少なくないと思います。

わたしはにしひろリンクのエリア担当ライター、カズヒコです。西区に住んでいるので、林野に囲まれているわけでもないし、正直ピンときていなかった制度でした。でも、少し調べてみたら、意外と身近な話だと分かりました。

今回は、今発令されている林野火災注意報とはどんな制度か、何が制限されているのか、自分に関係があるのか、という順番で見ていきます。

目次

6月13日、広島市全域に注意報が出ている

令和8年6月13日の朝9時、広島市消防局は市内ほぼ全区に林野火災注意報を発令しました。中区、東区、南区、西区、安佐南区、安佐北区、安芸区、佐伯区のほか、安芸郡の海田町・熊野町・坂町、廿日市市吉和地区も対象です。

山県郡安芸太田町だけは「発令なし」となっています。一部の区は、区内でも対象から外れる町丁目があるため、自分の住所がどちらに当たるかは広島市の公式ページから確認できます。

林野火災注意報とはどんな制度なのか

この制度は、2026年に広島市が火災予防条例を改正して始めたものです。全国的に大規模な山火事が相次いだことを受け、消防庁が各自治体に働きかけたことで、広島市消防局管内では令和8年3月末から運用がスタートしました。

聞き慣れない言葉ではありますが、要は「山火事が起きやすい気象条件になったときに、屋外の火の使い方を気をつけてもらうための仕組み」です。

注意報・警報・火災警報の3段階がある

制度には3つの段階があります。今回発令されているのは一番軽い「林野火災注意報」ですが、状況によっては上位の警報に切り替わることもあります。

林野火災注意報

山火事が起きやすい気象条件になった際に出る。火の使用制限は努力義務で、罰則はない。

林野火災警報

注意報の発令中に林野火災または他の火災が発生し、強風注意報も出ている状態。火の使用制限は義務となり、違反すると罰則がある。

火災警報

全区で林野火災警報の基準に該当し、さらに平均風速15m/秒を超える場合に発令。最も上位の段階。

何が制限されて、何はそのままできるのか

今の段階(注意報)では努力義務なので、即座に違反になるわけではありません。ただ、警報に切り替わった場合は話が変わります。違反した場合、消防法の規定により30万円以下の罰金または拘留になることがあります。

制限の対象になる行為と、ならない行為には明確な境目があります。ざっくり言うと、「火の粉が飛び散るかどうか」が分かれ目です。

制限される行為の例制限されない行為の例
山林や原野での火入れバーベキューコンロや七輪の使用
屋外でのたき火・火遊びガスコンロや設備器具の通常使用
煙火(花火)の使用火の粉が飛び散らない製品の使用
可燃物のそばでの屋外喫煙(設備器具を正しく使う場合に限る)

6月に発令されるのはなぜか、理由を知っておく

「梅雨の時期に山火事の注意報?」と思った方もいると思います。発令の基準は「乾燥または強風注意報が4日以上続いていて、かつ直近3日間の降水量が1mm以下」などの条件が重なった場合です。

梅雨入り前後でも、雨が降らない晴れの日が続けば基準に達することがあります。雨が降っている間は発令しないことが多いですが、乾いた状態が続いたタイミングでは時期を問わず出ることがあります。

発令状況はどこで確認すればいいのか

広島市の公式ページでは、1日3回(9時・13時・17時)に発令状況が更新されます。スマートフォンで確認するなら、防災情報メールへの登録か、市公式SNSのフォローが手軽です。

  • 広島市公式ウェブサイト(1日3回更新)
  • 防災行政無線(屋内受信機・屋外スピーカー)
  • 防災情報メール(要登録)
  • 広島市・消防局の公式X・Facebook・LINE・Instagram

林野火災警報や火災警報が発令された場合は、各消防署・出張所での看板掲出、防災行政無線の屋外スピーカーでも周知されます。

屋外で煙や炎が出る作業をする前にすること

燃やし作業や煙が出る作業など、「火事と間違われそうな行為」をする場合は、あらかじめ所轄の消防署へ届出が必要です。注意報・警報が出ていると、発令中に当該行為の中止を求める電話が来ることもあります。

届出をしていても、火の使用制限は免除されないことに注意が必要です。また、廃棄物の焼却は注意報・警報の発令に関係なく、原則として通年禁止されています。

届出を出しても制限は続くので、発令中は屋外作業の日程を少しずらすほうが無難です

西区や市街地に住む人には関係があるのか

今回の注意報は、対象区域が「森林法の計画林野とそこから1km以内の町丁目」です。西区の一部は対象から外れる町丁目もあります。自分の住所がどちらか気になる場合は、広島市公式ページの「対象から除かれる町丁目(広島市西区)」のPDFで確認できます。

ただ、市街地に住んでいても「火災警報」は管轄区域全域が対象になります。火災警報まで上がった場合は、西区の市街地でも同じように制限がかかる仕組みです。

今週末のアウトドアや外作業を前に見ておきたいこと

STEP
自分の住所が対象区域かを確認する

広島市公式サイトの「対象から除かれる町丁目」PDFで確認できます。中区・南区・西区・安佐南区・佐伯区の一部が対象外です。

STEP
外出前に発令状況を確認する

当日9時更新の情報を広島市公式サイトまたは防災情報メールで確認します。特に「警報」への切り替わりに注意してください。

STEP
火を使う予定があれば制限対象か確認する

バーベキューコンロや七輪など設備器具の通常使用は対象外です。たき火や花火など裸火になる行為は制限対象になります。

気になったら広島市の公式ページを一度見ておくだけでいい

今の段階は注意報なので、すぐに何か罰則があるわけではありません。ただ、週末に外で火を使う予定があるなら、当日の朝9時以降に発令状況をさっと確認しておくだけで、だいぶ安心して動けます。

わたし自身、「乾燥注意報が数日続いたらそういう状態になるのか」と理解してから、天気予報を見る目が少し変わりました。林野火災警報まで上がったときは、たとえ市街地でも注意が要ります。

発令状況の確認先は広島市公式ページが一番確実です。みなさんも、外で火を使う前に少し見ておくだけでいいので、気軽にチェックしてみてください。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

この記事を書いた人

「にしひろリンク」カズヒコ

広島市西区在住のカズヒコです。地域情報メディア『にしひろリンク』で、地域で暮らす人に役立つ情報を発信しています。

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